楽しいジャズピアノの練習方法を追求するブログ

ホールトーンスケール

ホールトーンスケール

ホールトーンスケールは個性的な響きです。マーク・レヴィンさんは、『ザ・ジャズ・セオリー』で「夜明けの森の中から現れるバンビ」と、なんじゃそりゃ?な表現をしてますが、現代的でちょっとユーモラスな感じでです。リリカルな、ロマンティックな曲には合いません。人によっては全く使わないスケールです。セロニアス・モンクはこのスケールをよく使っています。使わなくても全然やっていけるので優先度は低いと言えます。

対称性

すべての音の間隔が全音になっています。対称性のあるシンメトリカルスケール(Symmetriacl Scale)です。弾いてみればすぐに2種類しかない事に気づくでしょう。

覚え方

特にこれといった覚え方はありませんがすぐに覚えられると思います。

使えるコード

  • V7コード

ドミナントコードで使いますが、マイナーキーの場合はしっくりこないです。b9や#9のテンションが書いてある場合は使えません。リディアン7thスケールが使えるII7、VIIb7、VIb7でも結構使えると思います。

今の何?

これを使うと初心者の人は必ずと言っていいほど「今何やった?」と尋ねます。これはなかなか面白い現象です。オルタードやディミニッシュを使っても何も言われないのに、ホールトーンだけそう言われるのです。それだけ何か変な事してる感のあるスケールな訳です。最も判別しやすいホールトーンスケールを聴き分ける事ができず「今の何?」と尋ねてしまうとスケールを勉強してない事がバレてしまうので、知ったかぶりをしたい人は注意しましょう。

テンション

9、#11、+5

アヴォイド

アヴォイドはありません。

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