メジャーセブンスコード
コード表記
C△, C△7,CMaj7, CMA, CMA7
△が一番シンプルで、よく使われると思います。 さらにシンプルに、何も書かないというのもありですね。 それが一番いいかもしれません。
混乱しやすいコード表記
ところで、「メジャーセブンスコード」の「メジャー」なんですが
これは7度っていうのは長7度(Major 7th)なんですよ、っていう意味のメジャーです。
メジャーはセブンスを修飾しているのです。
ややこしいですね。
メジャートライアドを思い出してください。
Cのメジャートライアドは単にCと書いてました。
つまり3度は長3度(Major 3rd)がデフォルト初期設定なので省略しているのです。
だから単にC(シー)です。
7度は、3度とは逆に短7度(Minor 7th)がデフォルト初期設定なので
長7度の場合はわざわざ△やMajなどと書く訳です。
まとめると以下のようになります。
音 | 表記 | 発音 |
---|---|---|
長3度 | ||
短3度 | -, m, MI | マイナー |
長7度 | △, △7, Maj7th, MA, MA7 | メジャーセブンス |
短7度 | 7 | セブンス |
このあたりは慣例的なことなので 人によってはシックスコードをメジャーシックスコードと言ったり、 メジャートライアドを、メジャーコードと言ったりします。 意味は通じるので初心者は余計混乱してしまうので注意が必要です。 偉い人たちが集まって、規格化して呼び名とか表記とか統一してくれるといいのですが… ただ、ジャズの場合はよりシンプルな表記が好まれる、というのは覚えておいてください。
メジャーセブンスコードとシックスコード
本によってはシックスコードを基本コードとしています。 どちらかと言えばシックスコードの方がよく使われます。 では、なぜメジャーセブンスコードを練習するのか? それは、マイナーセブンスコードの転回形がシックスコードと同じだからです。
練習効率を考慮して、ここではメジャーセブンスコードを選択するべきだと考えます。
単にCとのみ書かれていたらメジャー7thあるいは、6thを使うか、
それともテンションの9thも使うのか…思いきって全部同時に押さえるのか…は自由です。
メジャー7thの方がより不協和で尖った印象があります。
練習
練習は転回形も練習しましょう。トップで半音がぶつかる第2転回形は不協和すぎて使いどころがないと思います。このまま使う事は少ないのですが、構成音はちゃんと把握しないといけません。きっちり弾ける事より構成音を記憶することに重点を置いて下さい。