ドリアンスケール
ドリアンスケールはよく使うスケールです。マイナー系でブルーなサウンドですが、ブルーノートスケールほどでもなく、どこか都会的で洗練された雰囲気を持っています。
覚え方
- 全音下のメジャースケール
- メロディックマイナーの7番目の音を半音下げる。
- ナチュラルマイナーの6番目の音を半音上げる。
1が覚えやすいと思います。 しかし、良く使うスケールですので僕は丸暗記しました。
使えるコード
- サブドミナントのII-7コード
- トニックのI-7コード
で使います。
テンション
9th、11th、13th
アヴォイド
アヴォイドが無いと書いてる本も、13thがアヴォイドと書いてる本もあります。僕には結構不協和に聞こえます。アヴォイドかどうか微妙ですね。
よく使うドリアン
ジャズではツーファイブがよく出てきますが、ツーファイブはドリアンで押し通す事もできます。
トミーフラナガンの「Scrapple From The Apple」のソロを耳コピしていて気付いたのですが
この曲はAABA形式の曲で、Aの前半4小節は
| G-7 | C7 | G-7 | C7 |
というコード進行です。最初の1コーラスはC7の3rdであるE音を一度もを使っていないのです。E音はGドリアンのアヴォイドノートです。つまり、すべてドリアンで通しているのです。この曲のようにテンポが速い場合に有効です。
ドリアンだけで出来た曲
これはモードジャズになりますがドリアンスケールだけで構成された曲があります。
- So What / Miles Davis
- Impressions / John Coltrane
ともにDドリアンと、Ebドリアンだけで出来てる曲です。
よく使うスケールなので完璧に覚えましょう。