楽しいジャズピアノの練習方法を追求するブログ

アドリブのプロセス

ジャズのアドリブについて勉強し始めた頃、コードとかスケールとか考える事が多くて、そんな難しい事考えながら演奏するのは自然じゃないだろうし、歌ってないよな…誰が聴きたいの?とか疑問に思いました。今から思えば、それはジャズ・ミュージシャンが軽々とやってる事が凄すぎて理解できていないだけでした。

アドリブのプロセス

アドリブのプロセスは以下のようになります。

思考から歌が生まれ、演奏技術で音になる

思考には、その時の感情や考えてる事、好き嫌い、フレーズの蓄積などを含みます。それは、頭の中で発生する歌=メロディに影響を与えます。そしてメロディへの変換で使われるのが、コードやスケールなどのハーモニーとリズムの知識です。コードトーンやテンションを無意識に近いぐらいのスピードで判断しフレーズの形を決めます。次にそれを演奏技術と楽器を使って音に変換する訳です。ジャズミュージシャンはこの変換作業がものすごく速いので演奏中は歌う事に集中出来るのです。その時にコードやスケールの事を考えているようでは遅れてしまいます。

焦りは禁物

アドリブの技術は誰でも習得可能であると、どの本にも書いてあります。僕も練習するたびにそうだと思います。ただ、ジャズを勉強し始めた頃は、想像以上に練習しないといけない事が多いと思いました。早く上手くなりたいと思うあまり、焦ってしまうと挫折する可能性があります。焦りは禁物です。

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