楽しいジャズピアノの練習方法を追求するブログ

1-3, 1-7 Voicing

ヴォイシングについて書くかどうかを迷っていましたが、やっぱり書くことにしました。色々な本に色々なヴォイシングが書かれていますが『ザ・ジャズ・ピアノ・ブック』には多くのパターンがあり、ヴォイシングはこの本で勉強すればいいと思います。しかし、あるヴォイシングが書かれていないのでそれについて書くことにしました。

まずは 1-3、1-7 ヴォイシングです。これはコードのルートと3度または7度を左手で押さえるものです。
1-3, 1-7 ヴォイシング
こんなんでいいの?って感じでとても簡単ですが、いいんです。ツーファイブでは、このの2つのパターンを練習しておけばいいでしょう。『ザ・ジャズ・ピアノ・ブック』では「Chapter 17 Bud Powell ヴォイシング」として掲載されていますが、バド・パウエルはルートをオクターブ下にして10度で弾いていました。10度届かない人は多いので3度にしてる訳です。
Bud Powell ヴォイシング

注意点

ベースと干渉しないように気をつけないといけません。低音域でのヴォイシングはホレス・シルバーのようにパーカッシブに使うなど工夫が必要でしょう。ベーシストがいる時は使いにくいヴォイシングですが、いない時はよく使うと思います。 『ザ・ジャズ・ピアノ・ブック』にも書いてあるのですが、左手が常に低い位置にあるので右手と干渉しにくい、というのは大きなメリットです。しかしそもそもそのヴォイシングが必要なのかを考えてみた方がいいかもしれません。

このヴォイシングはそのまま次に紹介する Spread で使います。

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