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ブルーノートスケール

ブルーノートスケール

ブルーノートスケールは「憂いを帯びた」とか「イナタい」とか表現される雰囲気を持つアフリカ起源のスケールです。使いすぎると「コテコテ」とか言われる事もあります。スケールの中にはブルーノートが3個あります。

ブルーノートとは?

厳密に言うとピアノではブルーノートを出す事はできません。この事はあまり本に書かれていません。アフリカの音階で、それが12平均律の枠内には収まらないという事です。この音階の狭間にある音はクォータートーン言い、ルートから短3度と長3度、減五度と完全五度、短7度と長7度の間にブルーノートはあります。Cブルーノートスケールの場合は、EbとE、GbとG、BbとBの間です。
しかし一般的にブルーノートスケールと言えば上の譜例通りになります。

ピアノでブルーノートを表現

ヴォーカルや管楽器、ギターなどでこの微妙なピッチの音を出す事はできますが、ピアノでは無理です。なのでピアノでこれを出そうと隣り合う音を両方同時に弾いたり、両方の音を何度も使ったりします。

ブルーノートの使用例

ヴォイシングで隣り合う音を両方同時に弾くのはあまりに不協和なのでオクターブ離します。

ブルーノートを表現するためのヴォイシング

このF7はトニックのI7です。#9のテンションを含むスケールはオルタードかコンディミですが、この場合はどちらでもありません。この#9はブルーノートを表現するために弾いているのです。僕がこの事を知ったのは20年くらい前になりますが、ジャズピアニストのクリヤ・マコトさんによる「ランゲージ・オブ・ミュージック」というキーボードマガジンの連載記事でした。クリヤ・マコトさんの記事は面白くてとても勉強になり、なんでこれが本にならないのかと思ったもんです。

ブルーノートスケールは初心者向けか?

僕はジャズを始める前にブルースバンドにいたことがありますが、ブルーススケールだけでソロをするのはとても難しいと感じました。スケールを色々考える必要もないので初心者がアドリブに挑戦するのにはいいかもしれません。しかしブルースは奥が深く簡単なものではないと思います。覚えているリックが少なければすぐにネタ切れになります。とは言えブルースを極めた人の演奏は単純なフレーズばかりなのですが、歌心があり案外飽きないのです。極めようと思うとジャズ以前の音楽も詳しくないと無理だと感じました。これは伝統をどれだけ重んじるか、という事にもなるでしょう。ジャズ文化に敬意を払いブルースなどジャズ以前の伝統的な音楽を研究するのが日本人の気質だと思いますが、アマチュアはとりあえず、ブルーノートスケールのリックをF、Bb、Ebなどのキーで練習しておけば良いと思います。ブルーノートスケールをほとんど使わないアーティスト(大抵は白人)も居ますが、ブルーノートスケールは重要だと思います。優先度は低めながら必須のスケールでしょう。

ロック小僧とブルース野郎

ロックもブルースの影響を受けています。例えばレッド・ツェッペリンのロックンロールというベタなタイトルの曲がありますが、これはキーAのブルースです。ロック小僧やブルース野郎共が好むキーはD、E、A、Bなどのシャープ系ばかりなので注意が必要です。しかしピアノで弾くとこれらのブルーノートスケールは簡単です。ブルーノートスケールは音の配置がいびつなので、AbやGbなど黒鍵をルートとするものが難しくなります。

コードトーンやアヴォイドなど

ブルーノートスケールを使う時はコードトーンやアヴォイド、テンションの事を考える必要はありません。

使えるコード

  • セブンスコード(I7, II7, IV7, V7, VI7)
  • トニックのマイナーセブンスコード(I-7, III-7, VI-7)

結構どこでも使えますがジャズで問題になるのはツーファイブのII-7です。はっきり言ってしっくりこないです。

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