リックの練習(2016/06)
リックとは、よく使う短いフレーズの事です。リックとアドリブの関係にご興味のある方は「アドリブはリックの組み合わせか？」を参照してください。
リックをインプットしてすぐに使えるようにするのがこの練習の目的です。最近練習してるフレーズはこんな感じです。
メジャー|2|5|1|
枯葉のコード進行で練習するためFを加えています。
マイナーの|2|5|1|
メロディックマイナーのフレーズを繰り返しています。詳細については、「メロディックマイナーの互換性」を参照してください。
メジャー|25|1|
チャーリー・パーカーのフレーズです。跳躍部分のAb音がミスしやすいです。
マイナーの|25|1|
アプローチトーンによるフレーズです。
注意点
シンプルなものを使う
最初のうちは、コピーしたものよりもシンプルなものにした方がいいと思います。例えばこんな感じです。
全キーで練習するとなると、これ一つだけでも最初のうちは時間がかかると思います。それと単純なフレーズの方が、聴く人にやさしく親しみやすいフレーズになりやすいです。
アルペジオやアプローチトーン、スケールの練習、そしてヴォイシングの練習などは、それだけだとつまらないものになりがちですが、組み合わせる事でより音楽的で実戦的なものとなり、練習効率が上がります。
譜面にしない
全キーで練習するからと言って、全ての調に移調した楽譜等を作ってはいけないと思います。脳内で楽譜を作る作業と、そのスピードの短縮がこの練習の目的でもあるからです。
色々な鳴らし方
低い音域で弾いてみたりすると、左手と右手が干渉してしまいます。左手でメロディを弾いたり、あるいは両手ユニゾンで弾いたり、高い音域で弾いたりと、様々なシチュエーションを意識して練習するといいと思います。
フレーズ集
フレーズ集も売ってます。買ったけどほとんど使ってません。しかしとても参考になりました。リックはコピーしたものだけでなく自分でつくったものもあります。そういったものを譜面にまとめてコードの種類やコード進行によって分類して整理しています。そういった整理には記譜ソフト(参考：楽譜作成におすすめのフリーソフト：MUSE SCORE)が便利です。
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