テクニック、インプット、アウトプット
ジャズピアノの練習を以下の3つに分類してみました。そしたら、クラシックピアノの練習との違いがわかりやすくなったような気がします。
テクニック
これはクラシックと同じです。演奏技術の向上が目的です。
インプット
- リックの練習
- スケールの練習
- アプローチトーンの練習
- ヴォイシングの練習
英単語や熟語、英会話表現を覚えるのと同じなんでしょう。ネタを仕込むような感じでしょうか。
仕込むネタを作る作業は、前の記事で書いた通り、色々聴いて自分の好きな事を追求・分析・研究して自分のスタイルを決定するのが理想ですが、とりあえずはコピーでも書き譜でも、良いと思ったら何でもいいと思います。
アウトプット
- インプットしたものを無理やり曲で使う練習
- アドリブの練習
- セッションに参加
- 練習バンド
インプットしたフレーズとかパターンとかを状況に応じて出す練習です。覚えた単語や表現を、英会話スクールで実際ネイディブの人と会話してみるような感じでしょう。インプットの練習をしてみて僕が感じるのは
「いくらインプットしても全然出てこない」
ってことです。結構これはあるあるネタで、みんな飲み会とかで「リックって覚えても全然使わない。意味ないんじゃないか?」って話になったりします。
練習やセッションの後など、考えてみるといいと思います。
- リックやスケールの練習をしているのにアドリブでフレーズが出てこない
⇒アウトプットの練習が足りない。 - アドリブで、いいフレーズが出てくるのに弾けない
⇒技術が足りない。 - アドリブで、いつも同じフレーズばかり出てくる
⇒ネタ不足。インプットが足りない。 - サックスのバッキングでもギターのバッキングでも同じ事をしている
⇒ネタ不足。インプットが足りない。 - キーによって出てくるフレーズが違う
⇒技術とアウトプットの練習が足りない。
などなど、テクニック、インプットとアウトプットを意識すると、どんな練習すればいいか結構見えてくるような気がしてます。 インプットとアウトプットはアドリブの為の練習なので、クラシックではやらないですよね。
関連記事
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。宜しかったら、ポチっとお願い致します。m(_ _)m