効率的な練習よりも、効果的な練習を
上手いってどういう事なのでしょうか。「上手い」という言葉はなんとも厄介です。確かに上手いんだけどな、なんか全然聴いてて心地よくない、って事は誰でも経験あるかと思います。上手いだけの人も沢山いる訳です。そうなると、ただ単に上手くなるだけではダメで、どうすれば良いと思ってもらえるかのでしょうか。そう考えると
- 沢山の音楽を聴いて多様なスタイルを知る⇒リスニング
- 自分はどのスタイルが好きなのか⇒好みの追求
- なぜそのスタイルが好きで自分はどう弾くか⇒分析/研究
- そのためにどんな練習が必要か⇒練習メニューの構築
と、このような流れになるはずです。これは練習以上に大切だと考えています。
リスニング
楽しんで聴く事をこころがけています。偏見が入らないように、楽器を演奏していなかった頃と同じようにです。1日に同じ曲を2度聴くことはありません。2度目は良さが薄まるからです。毎日2、3枚は聴いています。
好みの追求
最近になって自分の好みがわかるようになってきました。これは沢山聴いたからだと思います。
好きなジャズ・ピアニスト
- Brad Mehldau
- Thelonious Monk
まあまあ好きな人
- Tommy Flanagan
- Bill Evans
- Keith Jarret
- Benny Green
分析/研究
楽しんで聴く時は何も考えませんが、分析する時は別です。耳コピーする事もありますが、その前に色々な視点で聴きます。ソロの順番やコーラス数などの全体構成、あるパートだけに注目したり、アドリブの傾向を掴んだりとか、そういう風に注意して聴きます。気付いたことをメモすることもあります。楽しむ目的ではありませんが、これはこれで結構楽しかったりします。ぼっさり聴いてる時と違って何か発見があって面白いです。
あと、当たり前ですが理論をちゃんと勉強してからでないとすごく時間がかかります。
練習メニューの構築
練習メニューには「分析/研究」して自分の好みやアイデアを反映させる方がいいに決まってます。基本を一通りマスターしてから、という考えもあるかもしれませんが、弾き方を変えるのは結構時間がかかると思います。そんな訳で、練習よりも「自分がどう弾きたいか」が大切だと考えています。
とは言うものの、僕の現状なのですが、基本的な事柄ばかりやってます。でもやっぱりアウトサイドの演奏とかカッコイイし、モチーフを変形させていくアドリブとかやりたいなあ、とか思ってスケールの練習もぼちぼちやっている訳です。あとピアノ演奏技術の向上が永遠の課題です。課題ばっかりです。orz
効率と効果
目標は自分でしか決められません。目標が無ければ何を練習するかも本当は決まらないはずです。いくら効率的な練習をしたところで、自分が練習で身に付けた事が好きでなければ、効果的な練習をしていなかったという事になります。効果のある練習をしたいものです。
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コメント
あの・・・コードの機能のページなんですが。あの図って、ひょっとして逆では???
久しぶりに とても面白いサイトに出会えて嬉しいです。
とても勉強になりました。
2016/5/5 18:23 | jazzutako
あぁぁ!逆になってました。
ご指摘ありがとうございます。うっかりしてました。こういったミスは害があるので、本当にダメですね。無いようにしないと。。。
作文力どうなてるんだ?というぐらいの下手な文にもかかわらず、このサイトを読んでいただきありがとうございます。正直誰も読んでない???とか思ってたので嬉しいです。
2016/5/5 19:43 | LARGO
面白いサイトに出会えて良かったです。
いま豊中市のレンタルスタジオから見ています。
3ヶ月でジャズピアニストなみの演奏ができるようになる、という目標を持って練習してます。
1月が過ぎました。毎週水曜日にはセッションで恥をかいてます。
いろいろ参考にさせて頂きますので、よろしくお願いします。
2017/1/3 16:28 | Y
コメントありがとうございます。豊中はいいところですね。北摂はジャズやってる人多いような気がします。3ヶ月でマスターはすごい気合ですね。
2017/1/4 18:38 | LARGO