ジャズに興味がある人にお薦めアルバム5選
ネットの情報に違和感
「ジャズ おすすめ」などでネットを検索すると、ジャズの名盤アルバムやアーチストを紹介しているサイトが沢山見つかります。だいたいは1950、60年代の名盤と呼ばれるものが紹介されています。しかし、僕はそういったサイトにちょっと違和感を覚えてしまいます。
興味のある人は案外多いのでは?
ジャズに関心はあるけどあまり聴いたことのない、という人は結構多いのではないかと思います。そういった人達がジャズを聴いて好きになってくれるといいのですが、何を聴いたらいいのかとネットで調べたとしても、なかなか難しいと思うのです。特に、それはちょっと違うだろうと思うのは、「ジャズ初心者にもお薦め」などと紹介されているものです。あるサイトではモンクのブリリアント・コーナーズ(Brilliant Corners/Thelonious Monk)を薦めていました。確かに名盤だし僕も大好きなのですが、マニアックすぎます。珈琲を飲んだ事ない人にいきなりエスプレッソがいいよ、と言ってるようなものです。
僕がジャズを聴き始めた頃を思い返すと、難解で音が悪くて根暗な感じがありました。ジャズマニアはこの辺りの感覚が麻痺しているのではないかと思います。
そこで「ジャズをふだん聴いていない人は、どんな感じの音楽なら入りやすいのか?」を考えてみました。
ジャズを初めて聴く人にお薦めするアルバムの条件
- ジャズのイメージに合っている
- 音が良い
- 難解ではない
- ソロがよく歌っている
- マニアも満足できる
ジャズらしいジャズ
ジャズは色々なスタイルがありますが、一般的なジャズのイメージとはいわゆるハードバップかそれ以前のジャズです。しかしこういった歴史的名盤の多くは50年以上前の録音になるので音が悪いのです。 なので、なかなかこの条件を満たすものは少ないのですが上記条件に当てはまるアルバムを3枚選びました。
New York Romance / Barney Wilen Quartet
バルネ・ウィランの歌心あるサックスが最高です。
John Pizzarelli / Dear Mr. Cole
とても聴きやすい歌モノです。ピアノのベニー・グリーン、ベースのクリスチャン・マクブライドがとてもいいです。
Love And Peace, A Tribute To Horace Silver / Dee Dee Bridgewater
ディーディーさん名義ですが、ホレス・シルバーご本人も参加しているトリビュートアルバムなので、ホレス・シルバーのベスト盤といっても過言ではありません。ファンキーで親しみやすいです。ジャズオルガンの神様ジミー・スミスも参加しています。
最近のジャズ2枚
最近のジャズは他のジャンルとの融合したりリズム面で進化しています。そんな今のジャズを聴きたいという人のために比較的新しいアルバムの中で聴きやすいものを2枚選びました。
Esperanza / Esperanza Spalding
ベースを弾きながら爽やかに歌う天才のすごいアルバム。とても聴きやすい。
Deep Song / Kurt Rosenwinkel
この5枚の中ではちょっと難しく感じるもしれませんが、現代ジャズの最高レベルの二人、ピアノのブラッド・メルドーとサックスのジョシュア・レッドマンが参加しており、素晴らしい演奏をしているのでお薦めします。現代的でレベルの高いアドリブを堪能できます。
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