重量奏法
指奏法に対する反動
僕が習ったハイフィンガー奏法はどうも危険でダメな奏法のようなので色々調べてみました。その結果、重量奏法(重力奏法)というものが存在することを知りました。これは1905年にルドルフ・マリア・ブライトハウプトという人が 「自然なピアノ演奏技術の基礎」を出版したのが始まりのようです。弛緩と重量の役割を非常に重視している、という事です。指奏法を用いる古い楽派に対する反動として当時すごく流行ったそうです。
重量=音量?
あるサイトの重量奏法の説明はこんな感じです。
「ピアノは、ベートーベンなどの時代は、鍵盤が異常に軽かったため、指先で弾く事が可能でしたが、現代のピアノでは、その弾き方では 弾きにくいほど鍵盤が重くなっています。 そこで、指先の力ではなく、腕の重さや上半身の重さを鍵盤にかける事により、鍵盤を押す弾き方を重量奏法と呼んでいます。」
う~ん、納得できない。
ピアノの音量というのは重量とは関係が無く実際はハンマースピードにかかっているはずです。 僕が重量奏法について納得出来ない点はこれに尽きます。
しかしネットで検索すると「当音楽教室では、重量奏法を…」という具合に、結構肯定的に捉えているような情報が出てくるのでびっくりします。100年以上前の古い理論ですが、新しい奏法として教えられているみたいで、結構普及しているのかもしれません。
という訳で、僕の重量奏法に対するイメージはこんな感じです。
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