楽しいジャズピアノの練習方法を追求するブログ

クラシックの練習(2018/3)

僕は常々ピアノ演奏のテクニック不足を感じてまして、クラシックをやらないとダメだなぁ、と思っていましたが、あいにくクラシック音楽が好きではなかったので練習へのモチベーションが上がらず、あまりクラシックは弾いてませんでした。しかし最近はクラシック音楽への偏見が無くなって好きになり、去年ぐらいからよく聴いたり弾いたりするようになりました。

という訳でクラシック曲を練習する上で考えり気付いたりした事も、これからこのブログで扱っていこうと思ってますが、とりあえず今どんな本やどんな曲を使用しているのか書いておきます。

現在使っているピアノ教本

ピアノ奏法や練習方法について色々調べた結果『シャンドール・ピアノ教本』が良さそうだと判断して、この本を参考に練習しています。ハノン等は使っていません。

ハノンを使わなくなった理由

ピアノを再開した当初は、子供の頃使っていたハノンや「ピアノのテクニック」、さらにリトル・ピシュナという指トレーニング系の教本を買ってきて使っていました。子供の頃教えられた通り、指を鍛える事を意識して、手首をあまり動かさずに指を高く持ち上げて力強く弾くようにしていました。
しかし、指トレーニング系の練習をしていてもあまり効果が感じられず、しかも腕が痛くなってきたので、ピアノ奏法などをネットで調べてみると、どうも自分のピアノ奏法は怪しいぞ、という事がわかってきました。
それらの事は『ピアノ奏法』カテゴリーに詳しく書きましたので、ここでこれ以上言及しませんが、そういう訳で現在はハノン等の指トレーニング系の教本は使っていません。

現在練習しているクラシック曲

  • バッハ インベンション 第2番 ハ短調 BWV 773
  • バッハ インベンション 第3番 ニ長調 BWV 774
  • モーツァルト ピアノソナタ第11番 K.331 第一楽章
  • ブラームス 8つのピアノ小品(Op.76) 第2番 奇想曲 ロ短調
  • ブラームス 8つのピアノ小品(Op.76) 第4番 間奏曲 変ロ長調

技術的な問題

トリルが問題になっています。特に右手の1と3の指で弾く時にバランスが悪くなります。こればっかりは毎日やるしかありません。微妙ですが、電子ピアノよりもアップライトピアノの方が、トリルがやりやすいと思います。今使っている電子ピアノは、木製鍵盤の結構いいやつですが、もう10年を超えて鍵盤がヘタってきているようです。そういう微妙なものも、もしかしたら多少は影響しているのかもしれません。
トリルの回数を減らして先に進みなさい、みたいなアドヴァイスをネットで見かけましたが、出来るようになりたいと思ってるのでしつこく練習しています。

たくさんあるインベンションの楽譜

今使っている楽譜は全音の市田儀一郎版です。実は最初、適当に「フェルッチョ・ブゾーニ版」というものを買ってしまいました。色々な録音を聴くうちになんだか違うのでは…と思いネットで調べてどうも市田儀一郎版というのがスタンダードになっている?と判断したのでこれを使っています。市田版はトリルがカッコつきのもあって、やってもやらなくてもどっちでもいいよ、となっている箇所がありますが、僕は装飾音符を練習するためにトリルは全部弾くようにしています。

これからインベンションやろうかな、と考えている方は、よく調べてから楽譜買った方がいいと思います。

J.S.バッハインヴェンションとシンフォニア 全音ピアノライブラリー

J.S.バッハインヴェンションとシンフォニア
全音ピアノライブラリー
市田儀一郎 (著)
ISBN-10: 4111050808
ISBN-13: 978-4111050802
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参考情報:インベンション尽くし
https://www.amazon.co.jp/lm/R176RMV0TWEQJ8

ブラームスのピアノ曲について

ブラームスのピアノ曲はそれほど有名ではないようです。しかしなんだか妙に奥深さがあるような気がします。ハーモニーは凝っているし対位法もあるし、ショパンみたいなとっつきやすさはありませんが、慎み深く完成度が異様に高い大人な音楽という感じです。僕みたいに、そんなにテクニックが無くても頑張れば弾ける難易度なので、もっと弾かれるといいのになぁ、と思います。Op76 と 晩年のOp.116、Op117、Op.118、Op.119 あたりはとても気に入ってよく聴いています。 難易度については、ぴあのピアノ♪さんの「ブラームスのピアノ曲一覧:難易度付」に大変お世話になっております。本当にありがとうございます。28段階の難易度付きというのはすごいです。

ブラームスのピアノの楽譜は、全音の「ブラームス ピアノ曲集2」を使っています。

ブラームスピアノ曲集2 全音ピアノライブラリー

ブラームスピアノ曲集2
全音ピアノライブラリー
ISBN-10: 411108012X
ISBN-13: 978-4111080120
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選曲は慎重に

インベンションは「バッハならまずこれだよ」と教えてもらったからで、好きだったから弾き始めた訳ではありません。モーツァルトのピアノソナタは子供の頃にトルコ行進曲を弾いていたからです。それがモーツァルトのピアノソナタ第11番の第三楽章と知って「じゃあ一楽章と二楽章はどんなかな?」と思って聴いてみると結構良かった、というか、トルコ行進曲よりずっといいじゃないか、なんでみんな第三楽章ばっかりやってるのか?というきっかけで弾きはじめました。

しかし、色々聴いた上で好きになった曲を弾くのが一番いいと思います。ただ、自分のレベルで弾けるのか?練習効果があるのか?という事もあるので、好きな曲なら何でもいいとは思いませんが、ブラームスを練習している時はやっぱり集中力が違います。

自分のレベルにあった好きな曲で練習効果も高い曲を選ぶのが理想なんでしょうけど、結構難しいですね。

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